交通事故の相談をしていると、事故の相手方や、相手方保険会社の担当者の対応に不満を持っている人がとても多いことがわかります。
事故の責任が相手方にあるにも関わらず、事故の相手方から全く連絡が無い、あるいは、連絡が取れない。
こちらは事故によって重傷を負っているのに、一度見舞いに来ただけで、それ以降、一度も見舞いに来ない。
保険会社の担当者が、威圧的・高圧的な態度で話をしてくるので、ストレスになっている。
事故の影響で身体に痛みがある上、家事や育児、仕事など様々な点で影響が生じているのに、その点に対する配慮が全く見られない。
頻繁に症状を聞いてきて、まだ通院したいのに、「もう通院しなくても良いでしょう。」と迫り、突然、「今月一杯で治療費の支払いを打ち切る」と一方的に話を進めてくる。
通院を止めると、早々に示談案を送ってきて、「早く示談をしましょう」「弁護士に依頼しても意味はない」などと早期示談を迫ってくる。
本来こういったことは、あってはならないのですが、中々なくなりません。
最近では、保険会社内部での社内教育が進んでおり、保険会社の担当者にも被害者の心情に配慮しながら賠償交渉を進める人も見かけるようになりましたが、未だに、上記のように、威圧的態度で一方的に交渉を進める担当者は一定数います。
このような担当者に当たってしまうと、賠償交渉が相手のペースで進んでしまい、適切な損害賠償を受領できなくなります。また、それだけでなく、担当者の言動に大きなストレスを感じ、それにより、症状が悪化し、家事・育児・仕事になど多方面に影響が出ることもあります。
このような場合には、弁護士に依頼されることをおすすめします。
弁護士に依頼すれば、その後の対応は全て弁護士が行いますので、相手方や保険会社の担当者と直接話をする必要がなくなります。また、賠償交渉の流れを変えることができ、適切な損害賠償を受領できる可能性が高まります。
そして、弁護士に相談するのは、早ければ早い方が良いといえます。
相手方のペースに嵌ってしまい、本来であれば、通院を継続すべきなのに途中で通院を終了してしまったりすると、症状の改善に通常よりも長い時間がかかったり、受け取れる賠償額も適正額よりも大幅に少なくなってしまいます。また、一旦、示談書にサインをしてしまえば、それ以上、賠償交渉をすることは出来ません。
相手方や保険会社の担当者の対応に不満がある、ストレスを感じているという場合には、相手方のペースに飲まれてしまう前に、できるだけ早く、弁護士にご相談ください。